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リサイクルショップのメリット

こんにちは!

「天空のおくりびとNET」です。


おうちにある不用品を処分したい時、リサイクルショップは便利な選択肢の一つですね。


日常生活のなかで「壊れてはいないけれど、もう使わないから処分したい」と思ったときに、リサイクルショップは手軽に利用できるのが魅力です。


今回は、そんなリサイクルショップの利用についてメリット・デメリットをお話していきます。


高額買取

リサイクルショップのメリット① その場で現金買取


リサイクルショップの最大のメリットは、その場で現金買取ができることです。

不用品を売却してすぐに現金を得られるため、急いでお金が必要な場合は、大きなメリットと言えるでしょう。

意外なものが高く売れる可能性があるのも、リサイクルショップのメリットです



リサイクルショップのメリット② 時間や手間がかからない


リサイクルショップの場合、とくにものを買い取ってもらう場合には、なによりも余計な時間や手間がかからないことが非常に大きなメリットになります。


例えば、インターネットのオークションサイトで中古品を売ったり買ったりする場合は、指定の落札期間が設けられていることが多いでしょう。

指定の落札期間の中で入札が行われ、売る場合には価格が上昇するというメリットもありますが、落札時間を待たないことには売れません。また入札がなければ、いつまでも売れないまま時間が過ぎていってしまいます。


そして個人間で取引できるフリマアプリを使って売り買いするにしても、出品者・購入者同士のやり取りの手間・梱包して発送する手間、配送されてきたものを受け取る手間といったように、さまざまな手間がかかるのです。


また、不用品を処分する方法には、粗大ごみとして捨てるなどの方法がありますが、粗大ごみとして出すには解体が必要であったりと、手間や時間がかかる可能性もあります。


その点リサイクルショップなら持ち込むだけで、その場で買い取ってくれるのはメリットと言えるでしょう。

査定には少々時間がかかりますが、それでも自分自身で販売することと比べれば手間も時間も節約できます。



リサイクルショップのメリット③ プロによる査定


リサイクルショップでは、査定をプロに任せられます。

大抵のリサイクルショップでは商品の査定だけでも無料で依頼できますし、売却するかどうか迷っている場合でも、気軽に査定してもらうことで、相場を知ることができ、今後の処分方法を検討する材料にもなります。


また、自宅から出なくても、プロが自宅にお伺いして出張査定を行ってくれることもあります。

出張査定・買取の際はその場で引き取ってもらえるので、商品を持っていく手間もかからずに済みます。



上記のメリット以外にも、リサイクルショップでは衣類、家具、家電など、様々なジャンルの商品をまとめて査定してもらうことができます。

複数の不用品をまとめて処分したい場合、非常に便利です。

また、まとめて査定してもらうことで、個別に査定するよりも査定額が高くなる場合があります。


宅配買取

一方で、リサイクルショップを利用するにあたっては、避けたいデメリットもあります。


リサイクルショップのデメリット① 査定額が安くなる場合もある


新品の時に高く買った品物でも、リサイクルショップで高く売れるとは限らないケースがあります。

これは、最初に高く買ったかどうかよりも、必要とする人がいるかどうかでも査定額が変わるからで、商品の需要に大きく左右されてきます。

また、査定のときには品物の状態も確認されます。どれほどまでに高価な品物であっても、劣化が酷い場合は安くなってしまうでしょう。


また、リサイクルショップは数多くありますが、店によって査定額には違いがあります。

これは、お店によって主軸としているジャンルや、強化しているアイテムの違いがあり、それぞれの強みや弱みが少なからずあるためです。


査定に満足できないときは店舗をいくつか回る必要がある場合も発生し、その意味ではせっかくの手間という部分のメリットが消えてしまう可能性もあります。



リサイクルショップのデメリット② 持ち込みが面倒くさい


リサイクルショップのなかには宅配サービスなどを行っている業者もありますが、ただほとんどの場合はショップに自分でお店まで持ち込まなくてはなりません。

大きな家具などは運ぶだけでも大変ですし、壊してしまう恐れもあります。

もし大型の家具の場合は、出張買取や宅配などのサービスがある店舗を選べば、持ち運びの不便さも解消されます。


◆リサイクルショップの買取で高額になるコツは?

不用品を売却する時に便利なリサイクルショップですが、何でも高額な査定になるわけではないのも現実。
少しでも買取価格を上げるために、事前にやっておきたいことをご紹介します。

・商品をできる範囲で綺麗にしておく
 ホコリを拭き取る、汚れを落とす、シミや臭いを消すなど、目に見える汚れは消しておきましょう。

・取説や鑑定書、付属品など予め揃えておく
 商品の状態だけでなく、付属品も査定額に影響します。
 特に家電製品や、TVゲーム、ホビーといった品物は「新品段階での付属品がどれだけ残っているか」が重要にもなってきます。


古着屋のディスプレイ

◆リサイクルショップで商品を購入するメリットは?


リサイクルショップでは、物を売るだけでなく買う時にもメリットが発生します。



商品購入のメリット① 手に取って確認ができる


中古品を購入するのであれば、ネットショップよりも実店舗のほうが非常にメリットも高いと言えます。

その理由の1つに、「実際に手に取って商品の状態を確認できる」ことが挙げられます。


商品のそのままの状態を直接確認でき、商品にキズや汚れがないかどうかも、実際に触ることでわかります。

家電製品なども、実際に動いている状態などもその場で確認ができます。

その反面、ネットでは多くの場合は数枚の写真のみです。

そういった点では、実店舗の方が安心できると言えるでしょう。



商品購入のメリット② ネットで買うよりも総額で安いケースも


実店舗よりもインターネット経由のほうが安く買えるという風潮は、今ではすっかり定着してきていますが、その情報には罠がある場合もあります。

例えば、商品価格は安くみせていても、送料や手数料といった価格が上乗せされることによって、結果的に実店舗より高くなってしまうことも往々にしてあり得ます。


特に、中古商品に関しては、同じものが複数個欲しい場合、1つの店舗では見つからないことも多々あります。

複数の商品をまとめてバラバラのネットショップで買った場合、それぞれの店舗からの送料が発生し、思わぬ高額取引になってしまうケースもあります。


こうした場合を考えると、特に複数の商品をまとめて買う場合は、送料や手数料のかからない実店舗のリサイクルショップのほうが、結果的に安く済むことが多い場合もあります。


リサイクルショップ

◆ 最後に・・・


今回、「リサイクルショップを利用するメリットとは?」をテーマに、お話をしてきました。


リサイクルショップは、不用品を売却するのに便利な選択肢です。

リサイクルショップは査定額が低くなる、持ち込みが必要などはデメリットです。ただ不用品がすぐに現金化できる点は非常に魅力的でしょう。


そして、リサイクルショップでは買取のプロがしっかりと検品したうえで買取品を販売していることから、「良いものが選別されて店頭に並ぶことが多い」ことも特徴です。


インターネットのショップでは、直接商品を見られないことをよいことに、粗悪品が混ざって売られていることもあり得ます。

対して、実店舗の場合ではお客様が直接商品を手に取って確認できるので、「ごまかしがきかない」環境にあります。

これは客側にとっては大きな利点になるでしょう。


販売・買取の両方において特徴を複数持つ、リサイクルショップというお店。

もしリサイクルショップを利用するなら、メリットだけでなくデメリットも確認し、より高く売れる店を探してみましょう。




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ペット火葬とは

こんにちは!

「天空のおくりびとNET」です。


今回は、ペット火葬とは・・・についてお話していきます!


家族のように愛してきたペットが亡くなった・・・。

遺骸を見て、悲しみからどうしたら良いかわからずに途方に暮れてしまう場合もあります。


大切に暮らしていたペットが亡くなったときは、家族同様に火葬し、納骨、埋葬して供養してあげたい・・・そんな気持ちから、ペット火葬という文化が生まれ、急速に広まってきました。



飼っていたペット


① ペット火葬の歴史


ペットとの関わり方は、時代とともに変化していっています。

ペット火葬の歴史は比較的新しくここ100年余りだといわれます。


かつてペットが亡くなると、家の庭や近くの山間部に埋めてそれなりに供養をしていた時代がありました。


それがこの十数年で大きな変化が見られました。人々の住宅様式の変遷、マンションの増加、ペットに対する意識の違いなどにより、人間とペットの関係性が大きく変わってきています。


ペットはいつしか大切な家族の一員となり、ついには犬猫の飼育頭数は15歳未満の子供の数をはるかに上回る時代とまでなりました。


そして、もしその大切なペットが亡くなったときは「家族同様にペット火葬し、納骨、埋葬して供養するのが当然である」という文化も生まれました。



② ペットの寿命


一般的に、ペットの寿命は我々人に比べてはるかに短いものです。


もしも新たにペットを飼おうという場合は、やがて彼らをみとり、供養するときがくるという意識を持つことも重要となるでしょう。


例えば、「飼いたいペットランキング」にランクインしている動物たちで言うと・・・


1位	犬     ・・・中・大型犬が14.02年、小型犬が14.62年
2位	猫     ・・・15.75年
3位	金魚    ・・・6~10年程度
4位	メダカ   ・・・3~5年、野生下では1~2年
5位	小鳥    ・・・7~8年
6位	熱帯魚   ・・・1.5~3年程度
7位	ウサギ   ・・・6~10年
8位	カメ    ・・・20~50年
9位	モルモット ・・・8年程度
10位	フェレット ・・・6~8年

上記が平均寿命だと言われています。


近年では健康に考慮したペットフードや、家の中での安全な暮らしだったり、動物病院の充実などの影響もあり、ペットの寿命もひと昔前に比べれば大幅に伸びてきましたが、とは言っても人間と比べると寿命は短く、いつかその日は間違いなくやってきます。



飼っている犬


③ ペットが亡くなったら・・・


もしも大切なペットが亡くなったら、まずは飼い主自身が心を落ち着けて、これめで一緒に暮らしたペットに最後の恩返しをする気持ちで接してあげましょう。

きっとペットもそれを望んでいます。


実は、ペットが亡くなったら火葬しなければならないという法律的な定めはありません。

ペットの遺体は、法律的には「廃棄物」として扱われます。そのため、ゴミとして出しても問題はありません。

しかしながら、「自分と長く一緒に過ごしていた大切なペットを、ゴミとして処分すること」には多くの人が抵抗を覚えることでしょう。


「できるだけ人間と同じように弔ってあげたい」と考える方が大多数であることからも、ペット火葬という文化が広がりを見せる要因となっています。


ペットの火葬を行う場合、その処理をお願いする相手は「自治体」か「民間業者」となるでしょう。この2つには、大きな違いがあります。



⇒自治体への依頼


基本的には自治体に連絡をして、ペットの持ち込みもしくは引き取りをお願いするというかたちをとります。

火葬に関しては、ほかのペットと同じ炉で一緒に遺体を焼きくという方法がよくとられます。そしてそのお骨は、共同で埋葬されることが多いと思われます。



⇒民間企業への依頼


民間企業によるペット火葬の種類は一般的に、合同火葬、個別火葬、立会火葬、特別火葬の4種類があります。


1. 合同火葬

他家のペットと一緒にまとめて火葬される方法です。

この場合、お骨がまじりあいますのでご返骨等はできず、通常そのまま合同供養塔という大きなお墓に共同で埋葬されます。


2. 個別火葬

霊園のスタッフがお客様のペットだけをお預かりして単独で火葬し、骨壺に入れて、納骨堂へ納骨するか、後日ご返骨するかを選択できます。


3. 立会火葬

飼い主もペット霊園で人の葬儀と同様に火葬に立会い、お骨拾いもしていただける火葬方法です。

火葬時間は通常1~2時間かかります。読経をしてくれる場合もあります。


4. 特別火葬

ペット霊園の中には、お客様のご要望に合わせて特別なペット火葬、ペット葬儀を行うところがあります。

お通夜葬だったり、豪華な祭壇を設置したり様々な工夫を凝らし、お客様のニーズにあうペット火葬、ペット葬儀が行われます。



性質上、人間の葬儀ほどではありませんが、「お別れの儀式やお別れのやり方を、家族が自由にカスタマイズしやすい」というメリットもあります。民間業者で火葬を扱っている業者の大半は、単純に火葬の設備とサービスを提供するだけでなく、お別れの儀式も執り行っています。


なお、「ペットの葬儀だけを専門としている」という業者もありますが、なかには「人間の葬儀を行っている会社だが、ペットの葬儀も取り扱っている」というところも、少ないながらにありますので、事前に問い合わせておくのも良いでしょう。


<民間業者で火葬を行う場合の流れ>

1 民間業者に連絡をする
  なお、この前に必要に応じて保冷材などを使うこともあります。

2 業者との打ち合わせの後、時間などを決める

3 業者が遺体を引き取りにくる。もしくはペットの火葬設備を持つ車が来る
  プランによって、この段階でお別れの儀式の場が設けられます。

4 火葬をする
  個別でお骨上げが行えるプランを選択していた場合は、火葬後に収骨を行います。

※プランによって多少の違いがみられます。



ペット葬儀


④ ペットの火葬にかかる費用相場


ペットの火葬にかかる費用は、自治体や民間業者によって異なります。


自治体による火葬の場合は民間業者での火葬に比べると料金が非常に安く設定されています。

多少の違いはありますが、1000円~3000円程度が相場であり、決して高くはありません。特に1500円前後の価格帯に設定されることが多いようです。


民間業者での火葬の場合、「ペットの大きさ」「どのようなプランでお見送りをするか」によって、費用は変わってきます。


たとえば、ハムスターなどの小さい動物の場合は、合同での火葬ならば6,000円程度、火葬は個別にするけれど返骨はしないというプランならば10,000円程度、個別に火葬してスタッフが収骨をしてお骨を返すプランでは12,000円~15,000円前後、個別に火葬したうえで家族が収骨を行うプランでは14,000円~20,000円程度が相場です。


しかし体の大きな動物の場合は、同じプランを選んでも料金が跳ね上がります。

3倍近くの値段になることもあるので、確認が必要です。場合によっては、火葬費用で50,000円を超えることすらあります。


人間の火葬の場合は、「重さ」によって料金が変わることはありません。

しかしペットの場合は、ペットの大きさによって値段が変わってきます。


多くの会社では、「○キロ以上○キロ未満はこの料金」などのようにして費用の数字を決めています。

ただ、動物の種類によって金額をわけているところもあります。

こちらは、「動物の種類がわかれば、大きさもある程度推測できる」というところからだと思われます。


なお、特に大型の犬を飼っている人は注意する必要があるのですが、大きさによっては「自治体での火葬」が断られるケースもあります。自治体での火葬は、大きさや重量に制限が設けられているケースがよく見られます。


人間の葬儀においても、生前見積もりが大切だといわれています。これはペットの葬儀・葬送についても同じことがいえます。事前に見積もりをとっておくことが理想でしょう。

そのときの業者側の対応で、その業者が信頼に値するかどうかをはかることもできます。



⑤ ペットの火葬で注意すべきこと


・合同火葬はお骨が残らない

人の火葬方法と違ってペットの場合は「合同火葬」といわれる火葬方法があり、比較的低料金ですが、他のペットと一緒に火葬するのでお骨が手元に残らないということを知っておく必要があります。


・業者毎の性質

「業者の扱いがあまりにも適当で、悔いの残るお別れになってしまった」

なんて後悔が残ってしまっては、ペットも安心して成仏ができないでしょう。

きちんとした見積もりを出してくれるか、丁寧な対応をしているかなどをチェックするとともに、周りの人の評判や、ネット口コミも事前に確認しておくのが望ましいでしょう。


・一緒に火葬できるもの

亡くなったペットと一緒に火葬できるものもあります。

棺に入れられるものと入れてはいけないものがあるのは、人間の葬儀のときと変わりありません。

そのペットが好きだったエサを入れるケースは多いと思われますが、缶などの場合は断られることが多いので注意してください。


一緒に火葬できるもの
・お花(生花)
・お好きだった食べ物
・写真
・木製・籐かご・紙製のお棺 など

火葬できないもの
・金属やプラスチック製のおもちゃなど
・首輪

まれに例外や、業者や火葬環境によって変わってくる部分もありますので、事前に、「○○を入れて送りだしたいのだが、差し支えはないか」と業者に尋ねてくのが安心です。



飼い猫


◆ 最後に・・・


長い時間をともに生きてきた大切なペット。


家族の一員である大切なペットだからこそ、「ペットを火葬し、弔ってあげたい」と考える人も増えています。


家族の一員であるペットは火葬しておわり…ではありません。火葬し、納骨、埋葬し、供養してあげることが大切です。


・ペット専用の霊園に入れる

・人間と一緒のお墓に入れる

・手元で供養していく

などといった方法がありますので、ぞれぞれ自分とペットの関係にマッチしたやり方で供養してあげるのが良いでしょう。


また、ペット火葬の後にはペットの供養もしてあげることが大切です。

通常、初七日、三十五日、四十九日、百か日、一周忌、三回忌、七回忌などペットの忌日には忘れずに供養してあげましょう。


現代では、火葬から供養まで安心して依頼できるペット霊園、ペット葬儀社が増えてきています。

インターネットの口コミなどの評価や、友人やペット仲間の声など信頼できる人に聞いて、安心して任せられる業者選びを心掛けていきましょう。




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農地を売りたい

こんにちは!


今回は、畑や田んぼといった農地の売却についてお話していきます!


「農業を引退したい」「農地を相続したが、実際に始めるのは難しい」といった理由で、農地の売却を検討していても、売りにくくて困った・・・なんてお話はよくあります。


様々な理由により、売り渡しが簡単にはできないのが農地なのです。なぜ農地が売却しにくいのか・・・、1つずつ解説していきます。



農地の相続


① 農地法による制限


農業を引退しても、すぐに農地を売却して次の所有者へ渡すことができないのは、農地法があるためです。


農地法 第三条
農地又は採草放牧地について所有権を移転し、又は地上権、永小作権、質権、使用貸借による権利、賃借権若しくはその他の使用及び収益を目的とする権利を設定し、若しくは移転する場合には、政令で定めるところにより、当事者が農業委員会の許可を受けなければならない。

これを見ても、なんのこと?と思うかも知れませんが・・・要するに、農地を購入できるのは地域の農業委員会に許可を受けた農家、または農業従事者に限られているのです。

これにより、これから農業を始めようと思った人がいきなり土地を買ってそこで新たに農家になるということはできないのです。

これが、農地売却が難しい一番の理由です。



② 値下がりが続く農地の価値


近年、田んぼや畑などの農地の価格が低下し続けています。


農地の価格が低下している要因としては、


・農業への意欲がなくなる

・農業を新しく始める人や後継者がいない

・農地の価格に見合った農業収益が得られない


といった問題です。


このような理由から、農地を欲しがる人が減り、農地価格が下落してきています。


売却の困難さから、放置された土地の増加にも繋がってしまっていて、耕作放棄地は年々増加傾向にあり、その面積は1990年時点では21.7万ヘクタールでしたが、2015年には42.3万ヘクタールまで増加しています。



放置された畑

過去1年間耕作されず、この先も耕作される予定がない耕作放棄地は、農地面積全体との比率で1割、面積にしてほぼ富山県と同等の広さにも達しています。


農地は放置された期間が長ければ長いほど農地として復旧するのに手間と時間がかかりますし、荒れ地が害虫、害獣の住処となって近隣の農家に多大な迷惑をかけることもあります。



⇒放置された農地を売却するには?


実際に農地を売却する場合には現在農地と使われているものをそのままそこで農業を続ける前提で、農地のまま売却する方法と、農地を農地ではなくして用途を変える「転用」をして売却する2つの方法があります。

いずれにせよ、売却には農業委員会の許可が必要です。


農業委員会


① 農地のまま売却


まずは農地を購入してくれる人を探す必要がありますが、地目が農地の土地を購入できるのは農家や農業参入者に限られます。

農地の買い手が見つかり、売買契約が成立した後は、農業委員会に許可の申請をします。農業委員会ごとに、提出する書類が異なるケースがあるため、事前に確認を入れておくのが望ましいでしょう。


農業委員会の許可が下りたら、「所有権移転登記」をします。その後、買主から売却の費用を受け取って完了となります。



② 農地を転用して売却


「農地転用」とは、農地を農地以外の地目に変更することです。たとえば、農地を宅地や駐車場などにするケースがあります。


しかしながら、農地を農地以外のことのために転用して売却するのにはいくつもの制限があり、転用したくてもできない土地もあります。


農業委員会・都道府県知事の許可がなければ、勝手に転用することは許されず、しかも申請する時点で「何を建てて、何の目的でどういう風に使うのか」がはっきりと決まっていて、その際の資金も十分にあることが証明できていないといけないなど、ハードルは高いと言わざるを得ません。



転用申請時の必要書類としては、


  • 土地の登記全部事項証明書(発行3カ月以内のもの)

  • 公図(区分判断をするもの)

  • 写真(農地と周辺の写真)

  • 預貯金残高証明書(申請どおりの目的で利用しているかを証明するのに使う)

  • 所有者の同意書(所有者以外が転用する場合など)


などが挙げられます。


また、農振法により、農振地(農業振興地域)に指定されている土地は、そのままでは農地転用ができません。まず農振除外申請を行い、認められることが必要です。

農振除外申請は半年に1度ですので、期日に注意しておきましょう。



⇒農地の種類って?


農地はどこにあるかによって細かい区分があります。

市役所の農政課などへ問い合わせをすることで、大抵は調べることができます。


農地の種類


・農用地区域内農地

市町村が定める農業振興地域整備計画において、農用地区域とされた農地は通称「青地」と呼ばれ、もっとも制限が厳しくなっています。

もし自分の土地がこれに当たれば、転用はほぼ不可能と考えていいぐらいです。

例外もないわけではないのですが、とてつもなくハードルが高いです。


・甲種農地

市街化調整区域内にある農地の中でも、特に良好な営農条件を備えている農地です。この場合も転用は原則不許可になっています。


・第1種農地

生産性が高く営農条件が良好で、約10ヘクタール以上の規模の一団の農地、土地改良事業などの対象になった農地です。

こちらも転用は原則不許可ということになってはいますが、甲種農地に比べれば「公共性が高い事業に転用する」など条件付きで転用の条件はやや緩和されています。


・第2種農地

鉄道の駅が500 メートル以内にあり、今後は市街地化されて発展することが見込まれる土地や生産性が低いとみなされた土地です。

土地周辺の他の農地が代用できない場合は、許可されます。


・第3種農地

鉄道の駅が300メートル以内にあり、市街地区内で既に施設が整備されているなど、都市化が著しいと見られている地域にある土地で、原則許可されます。



⇒農地売却時にかかる税金って?


農地を売却すれば、もちろん税金がかかってきます。

農地を売却したときに得た金額からその土地を購入したときにかかった費用や仲介手数料など、さまざまな諸経費を差し引いた額が譲渡所得であり、これに所得税、住民税が課税されます。


譲渡所得や、それにかかる税金の計算は以下のとおりです。


譲渡所得 = 農地の売却額 – 農地の購入額 – 諸費用

税額 = 譲渡所得 × 税率

農地売却の際の税率は、その土地を所持していた期間によって変わります。

所有していた期間が5年以下なら、「短期譲渡所得」になり、所得税率は30%、住民税率は9%です。

5年以上なら「長期譲渡所得」となり、所得税率が15%、住民税率が5%となります。



◆農地の売却は業者に相談するのが早い


農地の売却は、宅地よりも専門的な知識がからむ手続きが多く、難しいです。

そのため、農地売買の経験が豊富な専門業者に一任するのが最も安心でしょう。


また、農地転用の申請に関しても、業者の対応によって転用許可が降りるかどうかが大きくかわってきます。

転用許可が降りるかどうか怪しいような土地は、この段階から農地売却に強い業者をみつけ、代理人にすることが重要と言えるでしょう。


「天空のおくりびとNET」なら、農地の売却相談やお困りの相続不動産の問題など、全般に渡ってサポートいたします。


何かと時間もかかりややこしい農地の売却、うまく進めるためにまずはお気軽に天空のおくりびとNETグループにご相談ください。




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