こんにちは!
「天空のおくりびとNET」です。
今回は、ペット火葬とは・・・についてお話していきます!
家族のように愛してきたペットが亡くなった・・・。
遺骸を見て、悲しみからどうしたら良いかわからずに途方に暮れてしまう場合もあります。
大切に暮らしていたペットが亡くなったときは、家族同様に火葬し、納骨、埋葬して供養してあげたい・・・そんな気持ちから、ペット火葬という文化が生まれ、急速に広まってきました。
① ペット火葬の歴史
ペットとの関わり方は、時代とともに変化していっています。
ペット火葬の歴史は比較的新しくここ100年余りだといわれます。
かつてペットが亡くなると、家の庭や近くの山間部に埋めてそれなりに供養をしていた時代がありました。
それがこの十数年で大きな変化が見られました。人々の住宅様式の変遷、マンションの増加、ペットに対する意識の違いなどにより、人間とペットの関係性が大きく変わってきています。
ペットはいつしか大切な家族の一員となり、ついには犬猫の飼育頭数は15歳未満の子供の数をはるかに上回る時代とまでなりました。
そして、もしその大切なペットが亡くなったときは「家族同様にペット火葬し、納骨、埋葬して供養するのが当然である」という文化も生まれました。
② ペットの寿命
一般的に、ペットの寿命は我々人に比べてはるかに短いものです。
もしも新たにペットを飼おうという場合は、やがて彼らをみとり、供養するときがくるという意識を持つことも重要となるでしょう。
例えば、「飼いたいペットランキング」にランクインしている動物たちで言うと・・・
1位 犬 ・・・中・大型犬が14.02年、小型犬が14.62年
2位 猫 ・・・15.75年
3位 金魚 ・・・6~10年程度
4位 メダカ ・・・3~5年、野生下では1~2年
5位 小鳥 ・・・7~8年
6位 熱帯魚 ・・・1.5~3年程度
7位 ウサギ ・・・6~10年
8位 カメ ・・・20~50年
9位 モルモット ・・・8年程度
10位 フェレット ・・・6~8年
上記が平均寿命だと言われています。
近年では健康に考慮したペットフードや、家の中での安全な暮らしだったり、動物病院の充実などの影響もあり、ペットの寿命もひと昔前に比べれば大幅に伸びてきましたが、とは言っても人間と比べると寿命は短く、いつかその日は間違いなくやってきます。
③ ペットが亡くなったら・・・
もしも大切なペットが亡くなったら、まずは飼い主自身が心を落ち着けて、これめで一緒に暮らしたペットに最後の恩返しをする気持ちで接してあげましょう。
きっとペットもそれを望んでいます。
実は、ペットが亡くなったら火葬しなければならないという法律的な定めはありません。
ペットの遺体は、法律的には「廃棄物」として扱われます。そのため、ゴミとして出しても問題はありません。
しかしながら、「自分と長く一緒に過ごしていた大切なペットを、ゴミとして処分すること」には多くの人が抵抗を覚えることでしょう。
「できるだけ人間と同じように弔ってあげたい」と考える方が大多数であることからも、ペット火葬という文化が広がりを見せる要因となっています。
ペットの火葬を行う場合、その処理をお願いする相手は「自治体」か「民間業者」となるでしょう。この2つには、大きな違いがあります。
⇒自治体への依頼
基本的には自治体に連絡をして、ペットの持ち込みもしくは引き取りをお願いするというかたちをとります。
火葬に関しては、ほかのペットと同じ炉で一緒に遺体を焼きくという方法がよくとられます。そしてそのお骨は、共同で埋葬されることが多いと思われます。
⇒民間企業への依頼
民間企業によるペット火葬の種類は一般的に、合同火葬、個別火葬、立会火葬、特別火葬の4種類があります。
1. 合同火葬
他家のペットと一緒にまとめて火葬される方法です。
この場合、お骨がまじりあいますのでご返骨等はできず、通常そのまま合同供養塔という大きなお墓に共同で埋葬されます。
2. 個別火葬
霊園のスタッフがお客様のペットだけをお預かりして単独で火葬し、骨壺に入れて、納骨堂へ納骨するか、後日ご返骨するかを選択できます。
3. 立会火葬
飼い主もペット霊園で人の葬儀と同様に火葬に立会い、お骨拾いもしていただける火葬方法です。
火葬時間は通常1~2時間かかります。読経をしてくれる場合もあります。
4. 特別火葬
ペット霊園の中には、お客様のご要望に合わせて特別なペット火葬、ペット葬儀を行うところがあります。
お通夜葬だったり、豪華な祭壇を設置したり様々な工夫を凝らし、お客様のニーズにあうペット火葬、ペット葬儀が行われます。
性質上、人間の葬儀ほどではありませんが、「お別れの儀式やお別れのやり方を、家族が自由にカスタマイズしやすい」というメリットもあります。民間業者で火葬を扱っている業者の大半は、単純に火葬の設備とサービスを提供するだけでなく、お別れの儀式も執り行っています。
なお、「ペットの葬儀だけを専門としている」という業者もありますが、なかには「人間の葬儀を行っている会社だが、ペットの葬儀も取り扱っている」というところも、少ないながらにありますので、事前に問い合わせておくのも良いでしょう。
<民間業者で火葬を行う場合の流れ>
1 民間業者に連絡をする
なお、この前に必要に応じて保冷材などを使うこともあります。
2 業者との打ち合わせの後、時間などを決める
3 業者が遺体を引き取りにくる。もしくはペットの火葬設備を持つ車が来る
プランによって、この段階でお別れの儀式の場が設けられます。
4 火葬をする
個別でお骨上げが行えるプランを選択していた場合は、火葬後に収骨を行います。
※プランによって多少の違いがみられます。
④ ペットの火葬にかかる費用相場
ペットの火葬にかかる費用は、自治体や民間業者によって異なります。
自治体による火葬の場合は民間業者での火葬に比べると料金が非常に安く設定されています。
多少の違いはありますが、1000円~3000円程度が相場であり、決して高くはありません。特に1500円前後の価格帯に設定されることが多いようです。
民間業者での火葬の場合、「ペットの大きさ」「どのようなプランでお見送りをするか」によって、費用は変わってきます。
たとえば、ハムスターなどの小さい動物の場合は、合同での火葬ならば6,000円程度、火葬は個別にするけれど返骨はしないというプランならば10,000円程度、個別に火葬してスタッフが収骨をしてお骨を返すプランでは12,000円~15,000円前後、個別に火葬したうえで家族が収骨を行うプランでは14,000円~20,000円程度が相場です。
しかし体の大きな動物の場合は、同じプランを選んでも料金が跳ね上がります。
3倍近くの値段になることもあるので、確認が必要です。場合によっては、火葬費用で50,000円を超えることすらあります。
人間の火葬の場合は、「重さ」によって料金が変わることはありません。
しかしペットの場合は、ペットの大きさによって値段が変わってきます。
多くの会社では、「○キロ以上○キロ未満はこの料金」などのようにして費用の数字を決めています。
ただ、動物の種類によって金額をわけているところもあります。
こちらは、「動物の種類がわかれば、大きさもある程度推測できる」というところからだと思われます。
なお、特に大型の犬を飼っている人は注意する必要があるのですが、大きさによっては「自治体での火葬」が断られるケースもあります。自治体での火葬は、大きさや重量に制限が設けられているケースがよく見られます。
人間の葬儀においても、生前見積もりが大切だといわれています。これはペットの葬儀・葬送についても同じことがいえます。事前に見積もりをとっておくことが理想でしょう。
そのときの業者側の対応で、その業者が信頼に値するかどうかをはかることもできます。
⑤ ペットの火葬で注意すべきこと
・合同火葬はお骨が残らない
人の火葬方法と違ってペットの場合は「合同火葬」といわれる火葬方法があり、比較的低料金ですが、他のペットと一緒に火葬するのでお骨が手元に残らないということを知っておく必要があります。
・業者毎の性質
「業者の扱いがあまりにも適当で、悔いの残るお別れになってしまった」
なんて後悔が残ってしまっては、ペットも安心して成仏ができないでしょう。
きちんとした見積もりを出してくれるか、丁寧な対応をしているかなどをチェックするとともに、周りの人の評判や、ネット口コミも事前に確認しておくのが望ましいでしょう。
・一緒に火葬できるもの
亡くなったペットと一緒に火葬できるものもあります。
棺に入れられるものと入れてはいけないものがあるのは、人間の葬儀のときと変わりありません。
そのペットが好きだったエサを入れるケースは多いと思われますが、缶などの場合は断られることが多いので注意してください。
一緒に火葬できるもの
・お花(生花)
・お好きだった食べ物
・写真
・木製・籐かご・紙製のお棺 など
火葬できないもの
・金属やプラスチック製のおもちゃなど
・首輪
まれに例外や、業者や火葬環境によって変わってくる部分もありますので、事前に、「○○を入れて送りだしたいのだが、差し支えはないか」と業者に尋ねてくのが安心です。
◆ 最後に・・・
長い時間をともに生きてきた大切なペット。
家族の一員である大切なペットだからこそ、「ペットを火葬し、弔ってあげたい」と考える人も増えています。
家族の一員であるペットは火葬しておわり…ではありません。火葬し、納骨、埋葬し、供養してあげることが大切です。
・ペット専用の霊園に入れる
・人間と一緒のお墓に入れる
・手元で供養していく
などといった方法がありますので、ぞれぞれ自分とペットの関係にマッチしたやり方で供養してあげるのが良いでしょう。
また、ペット火葬の後にはペットの供養もしてあげることが大切です。
通常、初七日、三十五日、四十九日、百か日、一周忌、三回忌、七回忌などペットの忌日には忘れずに供養してあげましょう。
現代では、火葬から供養まで安心して依頼できるペット霊園、ペット葬儀社が増えてきています。
インターネットの口コミなどの評価や、友人やペット仲間の声など信頼できる人に聞いて、安心して任せられる業者選びを心掛けていきましょう。
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