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【第5回】遺品整理を始めるタイミングとは?


こんにちは!

「天空のおくりびとNET」担当のKです。


今回は、当サイトのメインカテゴリである「遺品整理」に触れていきたいと思います。

前回、遺品整理を依頼するメリットについてお話しましたが、今回は「じゃあいつ依頼するのがベストなの?」という部分をお話していきましょう。


遺品整理のタイミングを考えるということは、即ちご親族のどなたかにご不幸があったという事で、お葬儀も終わり、悲しみに暮れる中・・・というのが大半のケースではないかと思います。

そんな中、すぐには切り替えも出来ないというのも正直なお話ではないでしょうか。


しかしながら、手をつけずに放置してしまうと、本来であれば必要のなかった手間や出費が増えてしまう可能性も出てきてしまいます。

なかなか動き出せない部分ではありますが、事前に当記事をお読み頂くことで、少しでも有事の際に備えるきっかけになれば・・・と思います。



①葬儀翌日から始める


まず1つ目のケースとして、「お葬儀の翌日からすぐに開始する」パターンです。


悲しみに暮れる中でのお葬儀が終わり、気持ちの整理もつけていく段階ではありますので、可能性としてはあまり多くないケースかとは思いますが、故人が賃貸物件に1人でお住まいだった場合、その家はもう必要なくなることから、すぐに手をつけていく場合もございます。


この場合、考えられることとして、家賃や各種公共料金等、もう使わなくなった家で早めに片付けてしまうことにより、これから発生する支払いが抑えられるという利点があります。


本当に早いケースでは、お葬儀でご親族の方々が集まったのをメリットと捉え、そのタイミングで一気にやってしまう、なんて場合も・・・?


あくまでも、ご遺族のお気持ちが優先にはなりますので、個人的には無理にこんな早いタイミングで動かなくても良いのではないか・・・とは思ってしまいますが、1つのケースとしては考えられます。

私が親を亡くしたら、絶対にこんなテンポよく動けない自信があります(お前の話はどうでもいい)。



②各種料金、契約関係の解約後に始める


次のケースとして考えられるのが、「故人の契約していた各種料金のかかるものや、解約の必要なものの手続き後」です。


親族の方が亡くなったら、様々な手続きが必要になってきます。

・電気・ガス・水道の契約解除

・NET回線、Wi-Fi等の契約解除

・銀行口座の手続き

・各種保険関係の手続き、保険証の返納

・携帯電話・Webサービス関係の解約

・年金の受給停止手続き

・クレジットカードの利用停止


自宅の中を片付ける前にやっておくべきこととして、ザックリ挙げただけでもこれだけの手続きが発生してきます。


特に、①の項目でも触れましたが、中には解約手続きを行わないというだけで、月額いくらといった料金が発生するものもあり、遅れてしまうと不要な出費ということにも繋がります。


そして銀行口座や保険に関しては、数分で終わるような話でもなく、なかなかこんなことを行う機会も少ないという方が大半のため、これより前に「遺品をなんとかしなければ」という気持ちになりにくいのも事実でしょう。


中途半端な状況で変に遺品整理を急いでしまい、通帳を紛失した、なんてことがあっては本末転倒にしかなりませんので、まずはこれらを落ち着けてから遺品整理に着手するという方も多いのではないでしょうか。



③四十九日後に始める


こちらもケースとしては多い部類に入るのが、「四十九日の後に始める」というパターンです。


仏教の教えでは、亡くなった方の魂は49日間は現世をさまよっており、極楽浄土に向かうのがこの四十九日の法要後だと言われています。


このため、仏教を宗旨・宗派とするご遺族であれば、四十九日の法要のタイミングで再度、親族が集まるのが一般的な考えとなるでしょう。


このタイミングでは、お葬儀当日の空気とはまた変わり、そこまで悲しみの深い感じも薄まってきている事がよくあるケースでしょう。

そのため、遺品整理・形見分けに関して話をするのにも最適のタイミングだとも言われます。

むしろ、少人数の判断で、この日までに勝手に遺品整理を終わらせてしまい、後々トラブルになった、なんてパターンも決して無いとは言い切れず、それらを踏まえても「ここまではとりあえず待つ」、というのが一般的な考えとして広く浸透している理由かも知れません。


②で挙げたような各種手続き関係も、このタイミングでは終わっていることが多いのも、四十九日の法要というタイミングを後押しする理由の1つと言えるでしょう。



④相続税が発生する前に始める


こちらは、上に挙げた①~③とは異なってくる考え方になりますが、「相続税の発生前に始める」というのも大切なポイントです。


故人が財産を残していた場合、相続物となります。

この場合、相続物によってはそれらに対して相続税という税金が発生し、死亡の事実を知った翌日から数えて10カ月以内に申告・納税を行う義務を負います。


遺品整理のスタートが大幅に遅れたり、作業自体が長引いてしまったことで、この10カ月というリミットを超えてしまうと、「無申告加算税」「延滞税」というペナルティが課せられてしまいます。


このペナルティ、決して蔑ろに出来ない金額が降りかかってくる可能性もありますので、こちらは頭に入れておくのが正解でしょう。



◆最後に・・・


今回、「遺品整理はいつ依頼するのがベストなの?」ということで、4つのパターンに分けてタイミングをご紹介しました。


しかしながら、正直なところ、「これが正解!」というタイミングは一概には言い切れないというのが本音ではあります(ここまでの記事全否定・・・)


まずは何よりもご遺族の気持ちが落ち着いたタイミングが何よりであり、焦って動き出してトラブルになっては意味のないお話ですし、故人の方も決して喜びはしないでしょう。


急を要するパターンとして、

・故人の住まいが空き家になってしまう場合

・孤立死から時間が経ってしまっている場合

といったケースも挙げられますが、多くの場合は多少の時間は許されるかと思います。


ご親族の不幸に見舞われ、お葬儀や各種手続きで心身ともに疲弊した状況で、すぐに次のことを考えなさい。というのはあまりにも大変なため、まずは少しでも心を休めて、リラックスした状態で取り組める状況作りを優先したいものです。


「天空のおくりびとNET」では、そういったタイミングや何をすべきか?というご相談も承りますので、なんでもお気軽にお問い合わせください。

(最後に上手く宣伝に結び付けたみたいになりましてすみません)


以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。



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